言えないことのひとつやふたつ
前回のエントリで昨年から今年4月にかけて足を運んだライヴについてダダダッと羅列してみましたが……しかしホント、なんというか、こういうのをドヤぁと公表できないタイプでして。前回エントリでも恥ずかしい恥ずかしいといってたと思うんですが、なんでそんな恥ずかしいのか、自分でも理解できなくて。
頻繁にライヴに行く⇒ガッついてる感、っていうのが恥ずかしいのか。今更なのに。
そうか、今日はそのへんの、微妙な感情について考えてみよう。
「趣味:音楽鑑賞」ってさ
会社で学校で、「趣味」について話さないといけない機会って、たまにあるじゃないですか。
映画も最近観てないからツッコまれたらアウトなので映画鑑賞はダメ。本も最近読んでないしダメ。じゃあ正直に言うしかないか…と思って、ライブとか…たまに…とか言った場合、「えーなんの?」ってノリノリで訊かれた時の、あの恐縮感。
多分知らないよね、それ以前にニコタッチズザウォールズとか言っても聞き取ってもらえるかどうかがまずヤバイ。そんな肩身の狭さが先にたつのです。
確かに、同じように邦楽ロックバンドのライヴに頻繁にいく人や、行かなくても情報として知ってる~って人に対してなら、恥ずかしいどころか、私こんなですっていう名刺代わりになるし、ドヤ顔とは言わないまでも、私こういった者です、くらいの感じで紹介できるのかもしれません。
趣味、釣りです!って言った人が、何釣るんですか?バスです!サバです!ヤマメです!っていうのとは違うんですよね。バスやサバやヤマメくんたちほど、ニコタッチズザウォールズは有名ではない…*1。
その点ジャニーズは一般認知はあるので気楽です。だいたいどんなグループでもみんな知ってるし。特に関ジャニ∞って言うのも以前ほど抵抗はないですしね。ありがたいことです。…最近まで「マルちゃんてどの子?」って言われることも多かったけど*2。
話を戻します。
なんか年甲斐もねぇな、って思っているところも、正直あるんでしょうね。私30代もいいとこなんですが、なんて言うか、この年代で何かにすごく情熱傾けていたりする人って、そんなに見かけないんですね。いても育児とか。それが大人なのか、子供じみてると感じる人もいるんじゃないか、と。
好きなものは好きなんだから、しょうがねぇだろ!!胸張れよ!!と、簡単にはいきません。ただ、好きな気持ちには嘘吐けないし、ごまかすつもりもないんだけど。まぁそこは、公の場とプライベートとの切り分けってことで済んでいいのかもな~という気もします。
あとは、私の好きなUNISON SQUARE GARDENのベース田淵さんとアニソン作曲家の田代智一さんがPodcastで配信している「たっちレディオ」で度々田淵さんが、自身がアニヲタだということを公言することに対して躊躇する理由の一つに、「言うほど見識が深いわけではないから」*3って言うのがありましたけど、その気持ちは大いに理解できるなあと思います。
よのなか、ゆうてもそんなにCD買ったりライヴに月1以上の頻度で足を運ぶ人って、実はそんなにいないんですよね。そういう人たちの中で、邦楽ロック好き、またはジャニ好きということを知られた時に、あたかもその代表のように扱われてしまうのが、他の好事家の方々に対して心苦しい…という一面もあったり。
…前のUSG田淵さんの話を引き合いに出しますが、「いやあ田淵さん十分アニヲタでしょう」と思うことも、私がそれほどアニメに詳しくないからこそ、そう思うのでしょう。それと似たことかな、と。
実際のところもともとが、自分が喋るより人の話を聞いてるほうが好きという性質もあってか、私は自分の趣味についてそんなに饒舌に語るタイプではないのかもしれません。ただまぁ、そうなると自分の中でもいろんなことを整理していく機会がなくなっていったりするんですよね。
こうして考えると、やっぱりこのブログは、自分の考えをアウトプットすることで整理するためのツール、という意味合いが強めなんだろうなぁ、とあらためて思います。
おお、着地点が自分でも意外なところにまとまったぞ。
そんな感じで、続けさせていただいています。